Business Blog & SNS World 07
5月30日(水)、31日(金)とBusiness Blog & SNS World 07に行って来ました。
いくつか気になったり、思うところがあった言葉をメモしておきます。記憶に頼っているので、正確な発言ではないかもしれません。
「SNSはインフォーマルなコミュニケーションとして必要。昔は電子メールがインフォーマルで、上意下達の構造を破壊してしまうとか言われたけど、もうメールはかっちりとフォーマルになった。」
(森島秀明氏、IBM)
もしかすると、企業構造に剛性を持たすための硬いフォーマルなツールの他に、弾性を持たすために軟らかいインフォーマルなツールが要るのかも知れない、と思いました。
普段、会社を支えるのは固いツールの剛性。時代が変化した時に、その変化を吸収するのが軟らかいツールの弾性。そして変化を吸収した軟らかいツールは、フォーマルな硬いツール化して、これまでのフォーマルなツールに代わって以降の剛性を与える。メールはこの時代を終え、次の軟らかいツールが模索されているのかも知れません。
「SNSとブログで異なる点をひらめいたんですけど、SNSにはサイレントハブな人がいるんですよね。なぜか女性のことが多い気がしますが。」
(手嶋守氏、手嶋屋)
「他のセッションでコンサルの方が言っていたのだけど、SNSは社内の女性にそっぽ向かれたら終わり。」
(川田博臣氏、富士通ソフトウェアテクノロジーズ)
ツールとしてのインフォーマルを与えるのがSNSなら、コンテンツとしてのインフォーマルを与えるのが女性なのかも知れない、と思いました。ショッピングだったり、グルメだったり、カルチャーだったり、軟らかい話題の日記を書いてくれる人率は男性より高い気はします。統計情報とかなくて、偏見かもしれないけど。
なんにせよ、軟らかい器を用意しても、軟らかい中身が入れられなければ、出来上がるのはブラックジャックのような鈍器になってしまいます。
「予想外の効果として、メンタルヘルスに問題の会った人が、SNSで日記を書いたりコメントをもらったりしているうちに、治ったということがあった。あとで産業医などにも、それはメンタルヘルスに効果があるといわれ、当人もぜひ続けるように言われたという。」
(福岡秀幸氏、NEC)
「メンタルヘルスの効果は、うちでも見られた。」
(川田博臣氏、富士通ソフトウェアテクノロジーズ)
「業界的に女性比率が少なく、配属先に一人ということも多い。そうした時に他の部署の女性とつながれることに効果があるし、このケースでは彼女らが周辺で見つけにくい自分のロールモデルを見つけられるという意味もある。」
中沢剛氏(NTTデータ)
メンタルヘルスケアの一環としてSNSを、という提示の仕方は新しく効果的なように思います。
これだと新しい予算源にアプローチできます。SNS導入の成果も、定期的なメンタル・ヘルス・アンケートの結果から測ることができます。そうした目的と評価の中でSNSを運用しながら、人脈強化、コミュニケーション強化、イノベーションなどは副次効果と位置づけて、果報を寝て待つ的にじっくり求めていけるかも知れません。
3日目は行けないので、もう感想だけど、Business Blog & SNS World 07はSNSにフォーカスした、それもパネルディスカッション形式のものが面白かったです。個人的にも、得るものが多かったし。
あと、福岡さんには「Wikiの本質って何ですか」と問われて、特にイントラWikiの意味として閃いたものがあったのだけど、それはまたいずれ。