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RFIDといえば、昨年末には書籍にRFIDを埋め込むための実証実験が行われ、結果が報じられていました。
経済産業省は2006年7月1日、5円で販売できるUHF帯無線ICタグ「響タグ」をコミックの製本時に装着する公開実験を、図書印刷の沼津工場(静岡県)で行った。製本前の背表紙の裏側にICタグを張り付け、それを200℃近くに加熱したのりで本体に張り付けるといった実際の工程の中で、ICタグが破損しないかどうかをチェックした。実験の結果、ICタグの破損はほとんど起こらないことが確認され、コミックへの装着に関する技術的な課題はほぼ解決できる見通しとなった。
響タグをコミックに自動装着する実験、破損はほどんどなし:ITpro
これは、ようやくマイWeb本棚が見えてきたな、という感じで楽しみ。2003年にこれを書いた時には、もう「書籍万引き防止のためにRFIDを」という方向が普通に打ち出されていたはずだから、長かったですね。
マイWeb本棚で書いているように、ポイントは「購入者証明」「所有者証明」ができるというところにあります。書籍だったら、購入者だけに原稿からそのまま起こした(誤読取のあるスキャンではない)PDFが閲覧できる、CDだったら、所収の楽曲に限りレーベルサイトかiTunes Music Storeから何度でも無償ダウンロードできる、そういった様々なサービスが可能になります。
媒体やコンテンツを商う業種に限らず、もっといろんな業種でサービスを提供できます。ファッション業界であれば、昨年のコートやスーツの購入者にちょっと表情を変えられるボタンセットを、シューズの購入者に靴紐やブーツレット、専用のインソールといったアクセサリをプレゼントすると、今シーズンを始めるための名刺代わりとして効果的でしょう。
もちろん、なかには追加料金が必要な付加価値だってありうるでしょう。例えばmy Web本棚だったら、ディスクが必要なことを考えて、100円/100MB・月ぐらいか10円/一冊・月ぐらいが必要かもしれない。アクセサリであればその原価と送料ぐらいは負担してもらっても良いかもしれない。無料じゃないとしても、そういう選択肢が増えることを僕は歓迎します。
生み出せる付加価値って、とてもいっぱいあると思います。ユーザーサービスとか購入者サービスをまだやってない業界の人は、すでにやっている業界があるのだから、そこを見れば答えは掃いて捨てるほど(実際、選り分けてどんどん捨ててかないといけないぐらいでしょう)転がっています。
RFIDが可能にする購入者証明を、「マイナスを減らす」指向で活用するのが「書籍万引き防止」などでしょう。それは生産者、販売者にとって価値のあることですが、購入者にとっての価値ではありません。そして、いつだって差のつくポイントは「プラスが多い」ことです。RFIDで購入者証明の時代が来た時に向けて、購入者に「あそこは購入者証明を活用している、だから良いよね」と思わせる「プラスを増やす」購入者証明の活用方法を考えておくことは、購入者だけのメリットでもないと思います。
凸版印刷がRFIDを利用した商談支援システムを開発し、展示会で出展者に提供予定とのこと。
凸版印刷株式会社と株式会社ワイズ・ラブは21日、IC タグを活用した「商談支援システム」を開発した。
同システムは、パリで開催されるテキスタイル見本市「プルミエール・ビジョン 2007年春夏素材展」(2007年2月20日~23日)に出展する丸和商事株式会社で採用が決定。IC タグを活用してサンプル品である生地の情報とバイヤーの引き合い情報を収集、スムーズな営業活動を支援するという。
まず、商談の際にバイヤーの名刺を IC タグ付きホルダに入れ、IC タグリーダ・ライタで読み取っておく。次にサンプル生地に取り付けられた IC タグをリーダ・ライタで読み取り、バイヤーが選んだサンプルとしてデータベースに蓄積する。
選定サンプルの情報を記載した帳票を印刷し、ピックアップリストとしてバイヤーに持ち帰ってもらったり、インターネットを利用して在庫確認やサンプル出荷の指示をリアルタイムに行うことも可能だ。
Japan.internet.com Webテクノロジー - 凸版印刷、IC タグを活用した「商談支援システム」を展示会出展企業などに提供
以前にPaSoRiを使ってNet::FelicaFromNetなどというものをでっち上げたあと、次に考えたのはこういうものでした。簡単な構成図とデモまでは作ったのだけど、それで僕がダウンしちゃったな。
誰かが思いつくものは、誰かが始めてる。そして誰でも(実際に僕のような門外漢でも)始められるものは、誰かが半年で終わらせるのです。それが2.0。
RFIDぶらり旅を参照しながら、一昨日購入したPaSoRiを使ってみました。
元々、興味を持ったのは渡邊恵太さんのDemocaがきっかけだったので、社員証やSuicaに入っているRFIDのIDを読んでFelicaLancherでごにょごにょするだけでも、なかなか楽しいです。しかし、もう少し何かオリジナルなことして遊べないかな、と考え始めてしまいました。
まずはFelicaToFileかFelicaToNetでRFIDを読んで、そのデータを使用、というところから取り掛かるのが良さそうです。Perl使いとしては、とりあえずFelicaToNetからのデータを受信できるモジュールを作っておくと、自由度が高そう。そう思って、ざっくりと作ってみました。
ワンライナーで起動するだけでも、起動後にFelicaToNetから接続して、カードの連続読み取り状態で着脱などすると、次のようにデータを受信、解析して表示してくれます。
C:\>perl -MNet::FelicaFromNet -e "Net::FelicaFromNet->new->start;"
[NEW CLIENT] 127.0.0.1 (←接続した)
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:1 0 at 2006/12/05 0:28:37
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:1 244999999999991233 at 2006/12/05 0:28:40 (←244999999999991233がカードのID)
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:DCON at
[END CLIENT] 127.0.0.1 (←切断した)
[NEW CLIENT] 127.0.0.1 (クライアントIDを変えてから接続した)
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:3 0 at 2006/12/05 0:29:18
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:3 0 at 2006/12/05 0:29:25
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:3 244999999999991233 at 2006/12/05 0:29:28
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:3 0 at 2006/12/05 0:29:31
[NEW MESSAGE] 127.0.0.1:DCON at
[END CLIENT] 127.0.0.1 (←切断した)
Terminating on signal SIGINT(2) (←Ctrl+cで終了した)
上のページにも書いていますが、まだPODドキュメントすらろくに書けていません。とりあえず、分かる方だけどうぞ、ということで。